古い家の窓をDIYで内窓にリフォームしている、ブログ管理人の木葉らんです。
内窓を自分で取付けると、かなりのコストダウンになります。
私はこれまで3か所すべてDIYで内窓を取付けました。
やってみたら本当にかんたんなので、今まさに迷っている人は最初の一歩を踏み出してみてほしいです。
どうやって内窓を取付けるかというと……
今ある窓枠に樹脂製の取付枠を取付けて、ガラスの障子を入れる、これだけです。
特に手直しがなければ、1時間以内で完成します。
私はYKKapのプラマードUを購入しましたが、どのメーカーでも取付け方法は、ほぼ同じです。
これだったら自分でもできるかも、と思いませんでしたか?
できます、できます。私にもできましたよ。
DIY内窓の不安なところは、
届いた窓のサイズが合わず、取付けられなかったらどうしよう……
ではないでしょうか?
私も最初の注文ではかなり不安で、取付けが完了するまでモヤモヤしていました。
でも、「これでよかったんだ!」と分かったら、また次の注文をしていました。
ポイントさえわかれば、失敗することはありません。
今回は注文時の測定方法について、詳しく解説していきます。
- 【手順の紹介】注文前の窓枠の測定方法
- ✔ 窓枠の測定方法を知ろう!
- ✔ 測定する道具を準備しよう!
- ✔ 実際に測定してみよう!
難しくないので、気軽に測定してみてください。
窓枠が変形してたわみや歪みがある場合は、こちらの調整方法も参考にしてください。
窓枠の測定方法
内窓を注文するときに、いちばん大事なこと。
それは、窓枠の測定です。
業者に頼めばきっちり測定してくれるのですが、それもお仕事のうち。
訪問してもらうだけで、料金がチャリンと発生してしまいます。
自分で窓枠を測定する場合、注意することは間違えないこと。
当然なんですけど……
なるべく正確に測定する必要があります。
といっても、そんなにかしこまる必要はありません。
1. 横幅(W1,2,3)と高さ(H1,2,3)の合計6ヵ所測定します
測定方法
- 取り付ける窓枠の幅W1~W3までの3か所と、高さH1~H3までの3か所を測定します。それぞれの最小値を、幅W・高さHとしてください。
- 窓台Aの寸法を測定し、必要寸法の73mmが足りない場合は『ふかし枠』が必要になります。
※ ミリ単位まで正確に測定を心がけてください。
測定時の単位はmm(ミリメートル)です。
1cmなら10mm
10cmなら100mm
100cm(=1m)なら1000mm
となります。
横幅120cm×高さ80cmの窓枠の場合 ➜横幅1200mm×高さ800mm
ですね。
横幅Wと高さHのどちらも、測定場所は中央と左・右の3か所です。
どこを測っても同じだといいのですが、窓枠は経年と共にサッシが変形して歪みが発生することがよくあります。
そこで、それぞれの測定した数値の中でいちばん小さい値=最小値を確定します。
横幅W1=1202mm 横幅W2=1200mm(最小値) 横幅W3=1203mm
高さH1=801mm 高さH2=803mm 高さH3=800mm(最小値)
測定した数値の中で最小値を確定する
なぜ最小値かわかりますか?
最小値で作った内窓は、隙間が多少できても窓枠の中に内窓を入れることが出来ます。
最大値で内窓を作った場合、内窓が大きいので枠内に内窓が入りませんよね。
最小値側の枠には、入れることが出来ません。
窓枠よりも大きな内窓を注文することが、一番ダメです。
これさえ理解して気をつけて注文すれば、多少の隙間があっても調整が可能です。
2. 確認のため再度測定します
面倒でも、最低2回は繰り返し測定してください。
測定記録 | 横幅 W1 | 横幅 W2 | 横幅 W3 | 高さ H1 | 高さ H2 | 高さ H3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1回目 測定値 | ||||||
2回目 測定値 | ||||||
W/H 最小値 |
測定する道具
市販の巻き尺でいわゆるメジャーがあれば、測定は可能です。
100円均一などで売られているものは、1.5mまでのものが多く物足りません。
腰窓の測定なら、2m用以上のものが必要です。
掃き出し窓のような大きな窓枠を測定する場合は、巻き尺が足りなくならないような5m用ものを準備しておくといいです。
継ぎ足しで測定するのはあまりおすすめしません。
私は、この軽量で幅が狭いタイプのメジャーを、いつもバックに入れて携帯しています。
職人が使うメジャーもありますが、重いですよね。コンベックス……
手を離したときに戻ってくる尺が危険なときがあるのですが、この軽量メジャーは気軽にさっと測定出来て安っぽさがありません。
これは普段もキーホルダーとしてぶら下げておけるので、おすすめです。
窓枠を測定するとき、部分的にマスキングテープ(幅24mm)で固定しても巻き尺の幅が狭いので剥がれにくく、測定しやすいです。
なるべく直線かつ平行になるようにしてください。
長い距離を測定するときは、マスキングテープが役に立ちます。
また、柔らかい素材で柔軟なメジャーを使うほうが、窓枠エンド部分の測定がしやすいかもしれません。
裁縫用で使われるメジャーです。
最近は、進化したものが安く手に入りますよね。
私もぜひ欲しいのが…… レーザー距離計です。
ボッシュ(BOSCH) のレーザー距離計ザーモZAMO3は、最長20mの距離を測定することが可能です。
直線距離や面積、曲面曲線もかんたんに測定できる優れものです。
これを使えば、瞬時に測定完了です。
測るのが楽しくなる商品で、人為的な測定ミスもありませんね。
実際に測定してみる
では、さっそく測定してみてください。
窓枠の内側を測定します。
念のため注意しておきますが、内枠を測定(〇)してくださいね。
次のように、外枠を測定しない(×)ように注意してください。
横幅Wと高さHのどちらも、測定場所は中央と左・右の3か所です。
次の表に数値を埋めて、最小値を決定します。
測定記録 | 横幅 W1 | 横幅 W2 | 横幅 W3 |
---|---|---|---|
1回目 測定値 | |||
2回目 測定値 | |||
W/H 最小値 |
測定記録 | 高さ H1 | 高さ H2 | 高さ H3 |
---|---|---|---|
1回目 測定値 | |||
2回目 測定値 | |||
W/H 最小値 |
窓枠の測定が正確にできれば、間違ったサイズを注文することはありません。
失敗しない測定方法
メジャーで内枠を測定するとき、ズレてしまったり数値の読み間違いをしたり……
メジャーに慣れていない人は、意外と難しいと感じるかもしれません。
わたしも大きい窓枠を測定するときは、特に慎重に測定しました。
できるだけ測定ミスをしないために、できれば2人共同でやるといいです。
ひとりでやるしかない!という人は、先程紹介したようにマスキングテープを利用して固定すれば落ち着いて測定ができます。
何度も言いますが、ミリ単位の測定値になりますので単位の確認もしてください。
まとめ
内窓を注文するときの失敗しない測定方法、参考にしてぜひ試してみて下さい。
まとめですが、ここで解説した中でいちばん重要なポイントは「最小値」を決定することです。
たとえ1mmか2mmの数値ミスがあったとしても、窓枠に入るサイズであれば隙間部分を後から嵩増し調整ができます。
窓枠よりも大きいサイズで注文してしまったら、せっかく届いた内窓が枠内に入りません。
窓枠に入らなかったら、どうにもならないですよね……
返品も出来ないので、どうしよう……と、途方に暮れてしまいます。
予備知識としてこのポイントを知っておくだけでも、測定するときに迷いが減っていると思います。
はじめての内窓購入の時は不安で仕方がなかったのですが、今考えると最小値の決定さえ間違わなければ内窓はちゃんと取付けられます。
安心して注文してくださいね!
窓枠が変形してたわみや歪みがある場合は、こちらの調整方法も参考にしてください。