古い家の窓をDIYで内窓にリフォームしている、ブログ管理人の木葉らんです。

賃貸住宅に住んでいると、窓からの寒さはどうすることも出来ず……我慢。
「内窓を取付けたいけど勝手に取り付けることができないので我慢するしかない」と、諦めている人もいると思います。
持ち家の場合は気兼ねせずに自由に取付けや加工ができますが、賃貸の場合は好き勝手できませんよね。

許可をもらうまで時間かかるし、なんだか面倒。
内窓をつけたいけど踏みとどまってしまう理由は、
- 原状回復できるかわからない
- 引っ越しするときに処分しないといけない
- 内窓をかんたんに処分できない
こんな理由からではないでしょうか。
「賃貸住宅×内窓」のハードルは意外と高く、結局のところ電気代を支出して季節が通り過ぎるのを待っていることが多いです。

そんなあなたにも、救いの道はあります!
本格的なガラスの内窓のほうが絶対的な安心感はありますが、今回はプラスチック製の中空ポリカーボネートを使って『簡易内窓』を作ります。
熱を通しにくい素材を二重にして空気層をつくることで、外からの暑さ寒さの熱を直接伝導させないしくみは同じです。
効果があると評判の簡易内窓なので、やってみる価値はあります。
そして何より、忙しい合間を縫って材料を買いに出かける必要はありません。
私はホームセンターに足を運んで、材料など探索してきたのですが……
- 必要な部材の在庫が無い
- ポリカのサイズが大きすぎて、普通車に乗せることが出来ない
貴重な時間が無駄足になってしまうので、お店に行くのはあまりおすすめしません。

在庫がないこともありますよね……
その代わりネットで全部揃うので、自宅にいてポチッとすれば大丈夫です。
今回は、わたしが取付けた中空ポリカの簡易内窓について、必要な材料と取付け方を詳しくご紹介していきます。

以前から気になっていたのですが、ついに完成!早くやればよかった……と思っています。
気になっているあなたも、きっとこの冬に効果を実感できるはずです。
- 原状回復が必須の賃貸住宅に住んでいて、内窓の設置はハードルが高い
- 内窓をつけたいけど、高価なのでブレーキがかかっている
- ※簡易内窓は断熱効果は期待できますが、防音効果はありません。
中空ポリカの簡易内窓をDIY!
ホームセンターで、こんな内窓の模型を見つけました。

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見た目も悪くないし、効果があるならポリカの内窓を試してみたいと思いました。
結構しっかりした造りで、普段の窓の開け閉めもスムーズなので良い感触です。

本格的な内窓よりは安いけど、枠が頑丈なのでまあまあの値段なんですよね。
これよりもっと安くて、かんたんにDIYできる内窓があります。
私は材料をネットで注文、材料が届いてから1日で作りました。
完成はこんな感じです。

いつも遮光カーテンを閉めた状態なので、内窓を取付けても今までと雰囲気は変わりません。

窓の開閉はもちろん出来ます。
今まで通りとはいかないですが、元々ある外窓と内窓の2回開閉する手間があります。
開閉がしやすいように、持ち手があると開閉がしやすくなります。

いいのがありました!

ダイソーで以前購入していた、カーテンのふさかけ(粘着タイプ)を使いました。
直接中空ポリカに貼るのではなく、マスキングテープを下に貼っています。
また、目立たないクリア素材のリングシールフックも良い感じです。

中空ポリカの表面は平らなので、ピタッとくっつき取っ手として使えます。
この商品は2個入り110円です。セリアで探してみてください。

ここからは、必要な材料を紹介します。
ネットで材料はすべて揃う

この簡易内窓は、中空ポリカをつかいます。
これは、ホームセンターの資材コーナーに行けば必ずあります。
ですが……問題が発生しました。
すぐにでも買って帰りたくても、普通車に乗せて持ち帰ることが出来ません。
中空ポリカのサイズ:910×1820×4mm厚
軽トラックのような、運搬できる車が必要です。
お店によっては、購入後にカットできる作業場があるところも増えています。
取付サイズを確認しておけば、なんとか持ち帰ることもできますね。
ですが、その場で細かいサイズ合わせをするのは難しくて、持ち帰ってサイズが合わないなど不具合が発生する可能性が大きいです。
もしあなたがはじめてなら、自宅でサイズを合わせてカットするようにしてください。

慣れていないと、難しいです。
送料別で少し高くなっても、ネットで購入するほうがいいと思います。
自宅に戻って、ネットで中空ポリカを探してみると……
なんと!!!
送料無料なのに、お手頃な値段の中空ポリカがありました!

さすが!送料無料のヨドバシカメラ
- 購入した材料
- 中空ポリカ(トラスコ中山)・・・910×1820×4mm厚 2枚
- ガラス戸レール5上 1594・・・ 全長2,000mm
- ガラス戸レール5下 1595・・・ 全長2,000mm
- カブセ ・・・KC5582・・・ 全長1,820mm
上記の材料以外にも、必要だったものを明記しておきます。
絶対に必要というわけではありませんが、あると完璧になります。
その他必要な物・・・マスキングテープ・両面テープ・カッター・ナイロンテープ・隙間テープ・ふさかけ・定規・はさみ など
中空ポリカ(4mm厚)に合うレール選び
簡易内窓は、窓枠に取付けるレールは色々な種類があって正直迷いました。

結論を言うと、次の3種類が必要です。

- ガラス戸レール5上(光モール)
- ガラス戸レール5下(光モール)
- カブセ(光 HIKARI)
このレールがないと、スムーズに開閉することができません。
同じレールに見えても、微妙にサイズが異なります。
中空ポリカの厚み4mmに合うレールの幅を間違えないように、購入してください。

上下のレールは、溝の深さが違います。
下レールは浅い溝です。

上レールのほうが深い溝です。

でも、ホームセンターに必要なレールの在庫があるかというと……
実際に探してみましたが、在庫は欠品だらけでありませんでした。
それなら、やっぱりネットで買ったほうが確実です。
しかもヨドバシ.comなら送料無料です。
レールはメーカーによって色や素材が違い、中空ポリカの厚みによって、レールを選ぶ必要があります。

中空ポリカ4mm厚を選ぶ場合は、紹介したレールを購入してください。
基本的には上レールと下レールを使いますが、下レールの溝が浅いので中空ポリカのサイズが短いと外れやすくなる場合があります。
その場合は、溝の深い上レールを上下に使うことで脱落を防ぐことが可能です。
溝の深い上レールを上下共に使った場合、中空ポリカが脱落しにくくなります。
参考にしてください。
上下のレールは窓の横枠の長さにカットしておきます。
切り口は尖っていて危ないので、ヤスリで磨きます。

カブセは安全のために必要

中空ポリカの断面は鋭くなっているので、素手で触れると切れてしまうくらい危ないです。
そこで、断面を保護するためにカブセを装着します。
手袋を外して作業をしているときに、何カ所か手の甲が擦り傷になってしまいました。


気をつけながら慎重にやっていても、傷になるほど断面はトゲトゲしています。
カブセの幅は4mmなので、中空ポリカ4mm厚にちょうど適合します。
幅が大きいものだと簡単に外れてしまいます。
その場合はテープなどで固定する必要があるので、注意してください。

カブセの長さは窓枠の縦の部分になりますが…… ポイントがあります。

上レールと下レールを横枠に貼り付けますが、そうするとカブセの長さはどうなると思いますか?
中空ポリカをレールに入れて、スライドしている様子を想像してみます。
カブセが邪魔してスライドできない……そうならないように、
上下のレール分を短くします

縦枠から13.5mm分カット(9mm+4.5mm)しておけば、スライドできるようになります。

中空ポリカを簡単にカットする方法
カッターで4~5回ほど両面に切れ目を入れて折ると、綺麗にカットが出来ます
中空ポリカは硬いので、カットは大変だなと覚悟をしていたのですが……

案外ポキッと折れて、断面も綺麗にカット出来ました。
1.絶縁テープでラインを入れる

窓枠の縦方向の寸法を測定します。
上レールと下レールを窓枠に入れると、あわせて2mmほど厚みがあるので、その分を差し引いた寸法にしてカットしなければなりません。
当然ですがサイズが合わないと、中空ポリカがレールに入りません。

縦の寸法から(-)2~3mmを引くのを忘れないでくださいね!
細かい寸法になるので、カットする部分を絶縁テープで貼っておくとわかりやすいです。
しかもカッターで切れ目を入れるときに、定規が滑りにくくなるのでおススメです。
2.カッターで4~5回切れ目をいれる

簡易内窓をつくるすべての工程の中で、一番大事な瞬間です。
刃が強いほうが切れ目が入りやすいので、出来れば大きめのカッターを使ってください。

寸法の確認とカットはミスできないので、慎重にやってください。
3.折る

片面にカッターで4~5回ほど切れ目を入れて、裏面は1~2回切れ目を入れればパキッと割れます。
断面は尖っていて危ないので、素手で触らないように気をつけてください。
4.断面の処理

中空ポリカの上部の断面で、それぞれに穴が開いています。
静電気の影響でほこりやゴミが入ってしまうと汚れてしまうので、断面に透明のビニールテープをして封鎖します。
この部分は触ると危ない部分でもあるので、テープを貼ることで怪我防止にもなります。
5.最後にフィルムを剥がす

両面に貼られたフィルムは、最後の装着直前に剥がします。
とにかく静電気が発生するので、先に剥がしてしまうとゴミが吸い付いてしまって大変なことになってしまいます。
髪の毛がピーンとくっつくほど。

これで準備ができました。
簡易内窓の組み立て
簡易内窓の組み立ての所要時間は、10分くらいです。

組み立てを開始します。
1.マスキングテープを貼る

上下の窓枠にマスキングテープを貼っておきます。
マスキングテープは粘着テープですが、糊残りが少ないのでベトベトしません。
次に、上下レールの底面に両面テープを貼ります。
直接木枠に両面テープを貼りつけると、撤去するときにベトベトになるので、できるだけ原状回復しやすいようにしておくほうがいいです。
2.上下レールを貼る

下レールは溝が浅いほうのレールです。

そして、上レールは溝が深いほうのレールを貼り付けます。
3.中空ポリカを吊り込む

中空ポリカをレールに吊り込みます。
頻繁に開閉する側が部屋側のレールになるようにします。
逆にすると取っ手が引っ掛かってしまって途中までしか開けられないので、入れ替え必須になります。
4.取っ手をつける

この取っ手も両面テープで貼り付けるタイプなので、直接貼らずにその下にマスキングテープを貼っておくと剥がしやすくなります。

マスキングテープの上から貼っても、しっかり固定されていますよ。
5.隙間テープを貼る

最後に、隙間テープを貼りつけておきました。
閉めた時に隙間ができてしまうので、このスポンジが隙間風を防いでくれます。
また、緩衝材として防音にも活躍します。
まとめ


取付けは、あっという間でした。

簡易内窓の完成です!
部屋が暗くなるかと心配しましたが、この中空ポリカは透明なので心配無用でした。
翌朝は冷え込み、窓と内窓の間に温度計を一晩入れていました。
外の単板ガラスは熱伝導率が高いので、部屋側に簡易内窓を取り付けて厚い壁ができた感じです。
朝の室温は16.1℃で湿度は50%、窓の間は10.7℃で55%でした
温度差は5.4℃です。

窓際の冷気がなくなりました。
当然ですが……簡易内窓を開けると、ヒンヤリします。

この空間は空気層となって、分厚い断熱材の役目をしてくれています。
【熱の出入り】は、温度が高いほうから低いほうへ流れていきます。

冬は室内の暖かい熱が窓から室外へ逃げてしまい、夏は外気の日射熱が室内に入り込んでくるのです。
もっと寒さが厳しくなってきたらストーブを使いますが、いつも結露がひどいので木枠が劣化しています。
この冬はどうなるのか……

結露がなくなれば嬉しいです。
これまでの暖房が無駄になっていたんだと思うと、早く対策しておけばよかったと思いました。
簡易内窓を取付けたことで部屋が暖かくなるわけではないのですが、暖かい部屋の熱が逃げていかなくなるのです。
家が魔法瓶みたいな原理になると思ってください。
そして簡易内窓はネットで手に入るので、DIYでつくってみてください。
自分で体感してみることがいちばんです。
原状回復もかんたんにできるので、おススメです。

賃貸で勝手にいじれない家なら、中空ポリカの簡易内窓がいいです!
今回は、台所の出窓にも簡易内窓をつくってみました。
費用については、次回の記事で紹介したいと思います。

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