古い家の窓をDIYで内窓にリフォームしている、ブログ管理人の木葉らんです。

日本は台風や地震などの災害が多く発生しますが、相変わらず災害に弱い家が多いです。
マンションなどコンクリート造りのほうが、台風や地震に強いと感じるかもしれません。
確かに建物の作りは、一軒家に比べると頑丈ですよね。

でも、窓はどうでしょう???
一軒家もマンションも、実は窓まわりのリフォームが疎かになりがちです。
- 格子など、窓に安全柵がない
- 大雨の時に雷音が響いて、怖くて仕方がない
- 大型台風が来るたびに、暴風雨で割れないか心配
- 窓際の断熱性能が悪くて、締めきった部屋になってしまう
日本は世界の中でも災害大国と言われていて、地形、地質、気象などの自然的条件から自然災害が発生しやすい国土となっています。

季節の変わり目となる梅雨時期や秋の気象は活発で、多量の雨や台風など甚大な被害が多発していますよね。
数十年前と違うのは、地球の温暖化が進んでいるからだと言われています。

いつ自分の身に被害が起きるか、本当に他人ごとではない気がします……
雷音や防風雨など大きな音が聞こえてくると、反応してしまって怖くなります。
内窓を設置すると、これらの音が激減するのを知っていますか???
夜中だと怖くて眠れなくなるという人は、「内窓」を検討してみてください。
ここで断っておきたいことが……
今ある窓の交換ではなくて、あくまで内窓にこだわっています。
実は、内窓のほうが良いこと尽くしなんですよ。

これは本当に効果があるので、ぜひやってほしいです。
自然災害に備えて強い窓にする
日本の家の窓は、まだまだ貧弱な単板ガラスが多く採用されています。
コストが安いので仕方がありませんが、日常を妨げているのがこの窓であることに気が付いていない人が多いです
網入りガラスは単なる防火設備に過ぎない
あなたの部屋の窓ガラス、一度よく見てください。
2mmか3mm程度の薄いガラスが1枚あるだけなら、それは単板ガラスとよばれる昔からある一般的なガラスです。
黒いダイヤの線が入った網入りガラスだからといって、品質はそれほど変わりません。
ごく一般的な安い窓です。

網入りガラスは、単に割れた時の飛散や延焼を抑えるための、建築法で決められた防火設備です。

強化ガラスっぽいけど、それとは違います。
防災に特化した「防災安全合わせガラス」という商品がありますが、高額商品になるので負担が大きくなってしまいます。
多くの窓がある中で、なかなか手が出せない……
そこまでしなくても、一般的によく使れる複層ガラスの内窓を使えば問題ありません。
例えば同じガラスサイズで金額を比較したら、およそ1万円ほど差がありました。
複層ガラス | 防災安全合わせガラス |
31,500円 | 41,260円 |
内窓を設置することで想像以上に効果を発揮するので、グレードの選択は1枚試してみてご自身の感覚で確かめてみるほうがいいかもしれません。

例えば、業者の人に話を聞いたとしても、実際にあなたの家に取付けてみると目で見えない感じがあります。
人の意見は参考程度にして、自分で決断するほうが後悔はしませんよね。
やはりリスクの少ない場所で、まずはお試しをしてみると納得できると思います。
私自身もその感覚は取付けてみてから、確信に変わりました。
ただ……
私の場合「音」に関して悩みが大きかったので、複層ガラスを取付けた瞬間に効果が実感できました。

複層ガラスの内窓を取付けたら、これだ!とハッキリ思いました。
あなたの悩みの種類によって、選ぶタイプも変わるということです。
内窓は分譲・賃貸マンションで「専有部分」にあたる


内窓を取付けたいけど、勝手に取付けてもいいの?
一軒家や分譲マンションなど個人が所有する家なら、個人がリフォームできる「専有部分」になるので許可なく内窓を取付けることは出来ます。
ここで注意してほしいのですが、既存の窓や玄関ドアの交換は管理組合が管理する「共用部分」になります。
外に面している部分というのは「共用部分」にあたるため、分譲マンションでも賃貸物件と同様に管理組合の許可が必要になるので注意してください。
ここで言っている内窓の取付けは自由にリフォームが可能な「専有部分」なので、分譲マンションの場合は許可は必要ありません。
但し、賃貸物件の場合は管理組合に許可を得る必要があります。
- 専有部分と共用部分
- 内窓は「専有部分」にあたり、既存の窓は「共用部分」にあたる。
共用部分は、管理組合の許可なく勝手にリフォームすることが出来ない。

内窓は持ち家だと自由にリフォームできます。賃貸は相談・許可が必要です。
自然災害に備える雷対策
毎年甚大な自然災害が発生しています。
いつも家族が傍にいるわけではないので、不安な時間を過ごすこともあります。
危機意識は必要ですが、必要以上に心配し過ぎるのも良くありません。

知っておくと安心できる知識をいくつか挙げてみます。
カミナリは高い建物や尖ったものに落ちやすい ➜マンションには避雷針が設置されている
突然のカミナリで木の下に逃げるのは危険 ➜木より人のほうが電気が流れやすく感電する
遠い空からの雷音でも、地響きがするほどの大きな音にビクビクしてしまいます。
ドーーーンと近くで雷が落ちた時は……冷ッとしますよね。
マンションでも木造の家でも、屋内にいれば安全です。
ですが、もし雷が落ちて感電すると危険なので、金属製品など触れず(絶縁)に過ごしたほうがいです。
こんな記事がありました ➜雷対策してなくて後悔…。家に雷が落ちたライターが語る、落雷被害と必要な備えとは?
最悪な事例ですがアンテナなどを伝って家に雷が落ちた場合、家中の家電製品の故障など被害が想定されます。
簡単にできる備えは、大事なPCや電化製品の電源を抜いておくなどの対策で守ることができます。
内窓をつけて良かった


内窓を取付けて、本当に良かったです。
ペラペラの薄い単板ガラスでは、今の環境に全く合いませんでした。
- 住宅が増え人の声や生活音、車や飛行機の音がうるさい
- 早朝の新聞配達のバイク音で目が覚める
- 断熱効果がまるでない(夏は日射がすごく暑い、冬は極寒部屋に)
- 暴風雨で窓がガタガタする(割れそうで怖い)
- 雷の音が凄まじくて怖い

挙げればどんどん出てきますね…… 窓まわりの悩み
内窓を取付けたことで、薄っぺらの窓が強化された安心感があります。
窓のすぐ外には波板の雨除け屋根を設置しているのですが、雨音がいつもうるさく聞こえてきます。


まるで外にいるかのようでした。
でも、複層ガラスの内窓を取付けた瞬間……

おおおっ!!!音が消えた!
窓の前から聞こえていた雨音は、全く聞こえなくなりました。効果絶大です。
ただし、カミナリの地響きは全て消えるわけではありません。
1か所だけ内窓にしたところで、家全体から聞こえてくるカミナリ音は、別の薄っぺらの窓から聞こえているからです。
窓の前の音は消えますが、家全体からの音は地道に内窓を増やしていくしかありません。

気になる部屋だけでも、全部の窓をリフォームすればかなり効果はあります。
まとめ

日本の自然災害の発生が増加しているのは、災害大国であることに加えて地球温暖化も原因となっています。
災害が発生するたびに、不安は消えません。
特に古い家は、窓が多く、そして大きな窓も多いです。
窓まわりはかなり貧弱になっているので、自然災害だけでなく防犯や断熱性能も兼ね備えた内窓の設置は有効です。
- 遮音効果・・・屋外からの騒音を遮断する
- 断熱効果・・・夏の熱い日差しを遮熱する
- 防露効果・・・冬の暖房を逃さず、ジメジメした結露を防止する
- 防犯効果・・・二重のガラス戸を割るリスクが高いので、警戒する
- 耐風効果・・・台風や突風による、耐風圧強度の安心感がある

内窓を取付けたら、いいことばかりですよ。
お試しでやるなら、トイレや台所の窓まわりなど小さな窓から取付けてみるといいですよ。
安くて取り付けも時間以内でできるので、おすすめです。
避けようもない自然災害で日頃から備えておくべきことは、手薄になっている窓対策だと言えます。
私はこれまで3か所内窓を取付けましたが、すべてじぶんで取付けました。➜自己紹介
じぶんでやれば材料費だけで安くできるので、少しづつ窓リフォームができます。

是非あなたもやってみてください。
