じぶんで取付けた内窓、1年以上経過して感じたメリットとデメリット

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古い家の窓をDIYで内窓にリフォームしている、ブログ管理人の木葉らんです。

内窓を取付けて実感できるのは、次の5つ効果です。

  1. 断熱効果】➜ 過激な暑さ寒さが無い快適な暮らし
  2. 結露効果】➜ 冬の結露掃除が要らない暮らし
  3. 防音効果】➜ ざわつく騒音から解放される暮らし
  4. 耐風効果】➜ カミナリ音や暴風雨から守る暮らし
  5. 防犯効果】➜ 空き巣被害を最小限に抑える暮らし

なかでも【防音効果】は、取付け後すぐに効果を実感できるので感動しました。

実際に私が取り付けた内窓は、3つあります。

木葉らん
木葉らん

『複層ガラス』を使った腰窓が2ヵ所、『単板ガラス』を使った掃き出し窓は1か所、合わせて3つの場所に取付けました。

私がどうしても内窓を手に入れたかった理由は、家の外からの騒音があまりにひどくて困っていたからです。

防音対策のために内窓を検討しました

内窓によって防音効果を即時発揮できたことには、大変驚きましたが……

それ以外にも時間の経過と共に、いくつかの効果を実感できたことに感動しました!

内窓があるのとないのとではこんなに違うのかと思い知らされ、思い切ってやってみたことに大満足でした。

1年以上経過して感じたメリット

日本の窓には、アルミサッシ枠が使われていることが多いです。

アルミの素材は軽量で安価なうえに、錆びにくく長持ちします。

ただし、アルミの特徴は熱伝導率が高いことなので、窓を通して熱移動が激しく夏は暑く冬は寒いのです。

ガラスが割れない限り、交換することはほとんどありませんよね。

築年数が浅い新しいマンションでさえも、樹脂窓や複層ガラスなどを採用していないこともあります。

世界と比べても、日本の窓は発展途上と言われています。

古い家になればなる程、窓まわりが貧弱だと想像できますね。

木葉らん
木葉らん

まさに私の家のことでは……!?

1.断熱効果

そもそも古い家の窓は、窓枠が歪んでいたり隙間があるなど断熱効果はほぼありません。

うちの窓は何といいますか……単なる仕切りのような薄いガラスがあるだけでした。

木葉らん
木葉らん

こんな窓でよく暮らせるな、と思ったあなた!ほんとに地獄です……

夏は外からの日射熱が、ドバドバと侵入してきます。

冬は暖房で部屋を暖めてもすぐに外へ逃げていき、氷のように冷たい床の上を歩くことに。

熱の移動は、エネルギーの高い(高温)ほうから低い(低温)ほうへ移動していきます

古い家ほど窓の数が多く、窓のサイズも無駄に大きいのが特徴です。

電気代やガス代などの光熱費がかかるので、夏は汗だくで冬は着ぐるみ状態です。

木葉らん
木葉らん

家で過ごすことが、正直辛かったのです……

断熱効果について、詳しい内容が知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

ずっと断熱効果が続く家|内窓で夏のギラギラ日差しを解消できる!
断熱効果をかんたんに発揮できる方法が、「二重窓」です。内窓は熱伝導率がアルミの1000分の1となる樹脂製の窓枠を使っていて、とても断熱性能が良く、冷暖房費の節約も期待できます。夏の日差しは強く、内窓と合わせて窓の外に簾すだれやシェードを取付けるだけでも効果に差が出ます。

内窓を取付けた後にどのように変化したか……気になりますよね。

取付け直後に実感するわけではないのですが、じわじわと変化に気づいていきます。

引用YKKapプラマードU

まず最初にあなたに試して欲しいのですが、部屋側から窓ガラスの表面を触ってみてください。

夏であればガラスが熱く、冬であればヒヤッとするのではないでしょうか?

内窓を取付けると、この感じ方が激変します。

特に夏の場合、窓の付近にいるだけで熱気を感じていましたが、複層ガラスの場合はほぼ感じません。

また、内窓のガラスに触れてみるとヒンヤリしていました。

一方、単板ガラスの内窓は残念ながら、窓の付近にいくとフワッとした熱気を感じてしまいます。

また、内窓のガラスに触れてみると暖かい感じはほんのり感じます。

木葉らん
木葉らん

厚い壁になる程、熱移動が抑制されるということですね。

つまりどういうことかというと、内窓があることで透明の壁が1枚できたことになり、厚みによって熱伝導率も変わるということです。

引用YKKapプラマードU

内窓があることで壁が一枚できるので、断熱効果を発揮することになります。

夏の断熱効果

いつもなら夏に冷房を入れても窓から熱がどんどん流入して、いつまでたっても冷えない部屋でしたが…… 部屋が冷えて快適に!

冬の断熱効果

冬に暖房を効かせても暖かい空気はすぐに窓から逃げて、いつまでたっても温もらない部屋でしたが…… 部屋が暖かく保温が続くので過ごしやすい!

木葉らん
木葉らん

1年間を通して断熱効果を発揮します。

2.結露効果

冬になると暖房をガンガンきかせて部屋を暖めないと、ふつうに過ごせません。

床が冷たすぎて、スリッパがないとつま先立ちして歩いていました。

外気と室温の差が大きくなると、結露が発生するので……

窓まわりがいつも水滴でビチョビチョになってしまいます。

木葉らん
木葉らん

窓のサッシ周辺をいつも拭かないといけません。

寒い部屋の結露で、困っている人は多いのではないでしょうか?

これがなんと……!

内窓を取付けた後は、結露が一切なくなりました。

結露効果について、詳しい内容が知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

冬の結露は断熱だけではダメ!内窓断熱と湿度調整が快適な家の決め手
結露防止の決め手は、「断熱対策」と「湿度調整」の両立です。二重窓に使うガラスは、効果の高いLow-E複層ガラスでなくても、複層ガラスを選ぶことで十分な効果を得られます。断熱するだけではなく、室内の換気を十分におこなうことで湿度管理することも大事です。
木葉らん
木葉らん

結露の心配がなくなったので、嬉しかったです。

カビの発生もなくなるので、一石二鳥ですね。

結露が消えた!

石油ストーブで部屋を暖めると、外気との温度差で必ず結露が発生していましたが……
結露は消え、拭き掃除が要らなくなりました!

3.防音効果

内窓を取付けようと思ったきっかけは、繰り返しになりますが……

防音対策のためでした

窓から侵入する騒音が部屋中に広がり、私の心を苦しめていました。

朝方4時頃に朝刊を配達するバイク音は静寂な朝の眠りから覚め、通勤ラッシュ時間になると車の開閉音や電子音が響きます。

日中は家の前を通る人の話し声や、子供が遊ぶ叫び声、ボールの跳ねる音、ピアノの練習音、車の走行音、あらゆる音がすぐ目の前から聞こえてくるのです。

夕方になると近所の子供の塾の車送迎で、23時頃までざわざわしている音が聞こえてきます。

木葉らん
木葉らん

毎日のことで寝不足が続き、眠るのが怖くなってしまいました。

逆に自宅の中の生活音も外に漏れているのかと思うと、気が気ではありません。

その状況は完全に異常でしたので、物理的な対策を考えました。

防音効果を発揮する窓は、どんなガラスを選んだらよいかというと……

騒音に悩む人の内窓選びのポイントは、「異厚ガラス」を選べば効果があります

防音効果について、詳しい内容が知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

騒音は内窓で解決できる|防音効果のある異厚合わせガラスを選択しよう!
人間の耳は、「音が10dB下がっただけで、聞こえてくる音が半分以下に減った」ように感じると言われています。そんな内窓の遮音効果は、約15dB低減します。実際に私の家でも、内窓を取付けた瞬間に効果がありました。ただし、内窓にはいろいろなガラスの種類があり、どれでも効果があるとは限りません。

内窓を取付けた後、窓まわりの騒音をほぼ遮断できたので、本当に感動しました。

古いアルミサッシの窓からあんなにも音が侵入していたのだから、家の中にいても落ち着けないはずです。

ただ、完全な防音を望むなら、部屋全部の窓に内窓を取付ける必要があります。

この防音効果を実感したら、やっぱり他の窓にも内窓を設置したくなってしまいました。

即効性有り!防音効果

内窓は外の騒音を軽減し、室内の静かな環境をつくります。住宅街や交通量の多い地域において、防音効果は重要な要素となります。

4.耐風効果

アルミサッシの窓はクレセント錠で鍵をかけると、窓本体ごと浮きあがるので隙間ができてしまいます。

台風による強風が吹けば、ガタガタ揺れて風圧で窓が割れてしまうんじゃないかといつもおびえていました。

世界の温暖化が顕著になって、甚大な自然災害が毎年日本のどこかで発生しています。

家の中で一番貧弱になるのが窓です。

内窓を取付けてから、耐風効果を感じることは出来ませんでしたが……

強風や暴風によって倒壊や損傷を受けにくい窓にしておくことで、建物内の安全が確保できます。

地震発生の際にも、内窓で窓を強化しておけば耐震性の向上にもなり、防災対策の強化にもなります。

自然災害に備える

内窓は建物の安全と強化になるので、自然災害の備えとしての役目があります。

5.防犯効果

住人が不在の間に建物に侵入して貴重品や金銭などを盗む犯罪行為のことを「空き巣」と呼ばれています。

侵入方法はガラスを割って侵入する打ち破り三角割りといった窓破りがありますが……

バーナーやライターで熱した後瞬間冷却する焼き破りなら、たったの10秒で窓破りができる上に、ガラスを割るときのような大きな音がしないので、たやすく窓破りができ侵入されてしまいます。

防犯用のガラスは、ハンマーなどで叩いてもなかなか割れにくい防犯合わせガラスという種類のガラスを使用しています。

内窓を取付けていても、防犯合わせガラスでなければ普通のガラス同然なので、容易に窓破りされてしまうのですが……

内窓があるとガラスは2重あるので、窓破りにかかる時間と手間が倍以上かかり、侵入者が敬遠します。

木葉らん
木葉らん

内窓があれば、侵入までの時間稼ぎになるのです。

防犯合わせガラスは比較的高額になりコストがかかってしまうので、面格子を取付けたり雨戸やシャッターなども検討してみてください。

防犯効果について、詳しい内容が知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

防犯対策は「窓」が最強です|空き巣を守る防災ガラスは災害にも強い
窓ガラス選びで防犯を特に強化したい場合は、防犯用の合わせガラスを選んでください。家を留守にしている時を狙って侵入する「空き巣被害」は、ほとんどが衝撃によってかんたんに割れてしまう窓を狙っています。ガラス破りに時間がかかることが、犯人がもっとも諦めやすい条件になります。
防犯の抑止効果あり

内窓は窓破りの時間稼ぎになるので、外部からの侵入や不審者からの保護に役立ちます。

実際使って感じたデメリット

メリットが多いので、つい長くなってしまいました。

正直、デメリットは余り思いつかないのですが……一応明記しておきますね。

よく言われる内窓のデメリットは、換気の際に2回窓を開け閉めする手間があります。

私がデメリットと思ったのはこれくらいなのですが、実際にはあまり開閉しない窓なので気になりません。

例えば台所の小窓であれば、毎日の調理で換気扇だけでなく窓の開閉が必要になるかもしれません。

その場合は、2回窓を開閉するので面倒になり、鍵のかけ忘れが頻発してしまいます。

そこで注目されている内窓が、閉めるだけで施錠ができるYKKapの戸先錠です。

ワンタッチ施錠できるYKKapの戸先錠がすごい!
引用 YKKapプラマードU 戸先錠

YKKapの特許ワンタッチ施錠について、詳しい内容が知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

【特許取得済】ワンタッチ施錠できるYKKapの戸先錠がすごい!
内窓を取付けると外窓と2回の施錠が必要になるので少し面倒なのですが…閉めるだけで施錠ができるYKKapの戸先錠は、特許取得済で他のメーカーにはありません。但し、クレセント錠のほうが気密性が優れた最上の4等級で、戸先錠にすると標準の3等級になります。

窓の開け閉めに関しては慣れるしかありませんので、事前に取付ける場所をよく考えて検討してみてください。

また、開閉時のやりにくい原因として……

外窓と内窓の間隔が狭すぎると、開閉時に摩擦が生じたり、窓がきちんと開閉できない場合があります。

引用YKKapプラマードU

適切な間隔を確保することで、スムーズに開閉しやすくなりますし、断熱性や防音性にも影響があります。

また、サッシの掃除が狭くてやりにくくなるなど、これも適切な間隔があれば問題ありません。

デメリットはこれくらいなので、特にストレスになるほどの問題はありませんでした。

内窓のデメリット

窓の開閉のしにくさは、適切な間隔を確保することで解決。鍵のかけ忘れは、YKKapの戸先錠を採用すれば安心です。

まとめ

内窓を取付ける場所は、生活時間が一番長い部屋寝室を選ぶのがいいです。

古い家の場合、どの場所にも内窓を取付けたくなってしまいますが……

金銭面でまとまった負担が必要になるため、優先度を決めて増やしていくほうがいいと思います。

内窓は1部屋にある窓に対してすべて取付けをしないと、100%の効果を発揮しません。

家の構造や個々の好みによって条件が異なるため、最初に1つの部屋を選んでガラス選びの感覚を体験してみてください。

取付け難易度は高くなりますが、風呂場に内窓を取付けるとヒートショックのリスクが減り、寒さ対策として大変効果があります。

早速、内窓探しを始めてみてください。

YKKapプラマードU 腰窓や出窓に